アイリスオーヤマは5月23日、グループのアイリスプロダクトが福島県の南相馬市復興工業団地内に建設していた「南相馬工場」を竣工したと発表した。
新工場では、人工芝や建材用平板・波板、脱酸素剤、パックごはん用トレーなどを製造する。
特に、人工芝の生産についてはアイリスソーコー 大分工場との東西2拠点体制とし、生産量を増加させるとともに、物流を円滑化してリードタイムの短縮や流通力の向上につなげる。
新工場の建設は、東日本大震災と福島原発事故によって深刻な被害を受けた福島県浜通りへの復興支援の取り組みの一環。
新工場では、製造ラインは自動化を図っており、地元企業のロボット導入支援や、隣接する福島ロボットテストフィールドの活用に取り組むことで、国家プロジェクトである福島イノベーション・コースト構想の推進にも寄与していく。
また、最大80名の新規雇用を行うことで、地元の雇用創出にも貢献する。
■アイリスプロダクト「南相馬工場」概要
所在地:福島県南相馬市原町区萱浜南相馬市復興工業団地内
敷地面積:2万2209m2
建築面積:1万6561m2
生産品目:人工芝、建材用平板・波板、脱酸素剤
着工:2021年1月
竣工:5月20日
総投資額:60億円
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