アイリスオーヤマは10月17日、京都府舞鶴市の高野由里工場用地の土地を取得し、関西地域初となる飲料水の生産・物流拠点「アイリスオーヤマ 舞鶴工場」を新設するため、京都府舞鶴市と進出協定を締結したと発表した。
合わせて、全国各地で災害が発生した際の支援体制を強化するため、第八管区海上保安本部、海上自衛隊舞鶴地方隊、京都府、舞鶴市の各者と防災協定を締結した。なお、工場の竣工予定時期は2026年半ば。
新設する舞鶴工場は、関西圏初の飲料水の製造物流拠点として天然水の生産設備を導入することで、災害発生時でも、関西圏を中心とした西日本の各地に飲料水などの物資を迅速かつ円滑に提供できる体制を構築できる。また、工場が稼働することで、京都府内を中心に約80名の雇用の創出を図る。
さらに、同日、第八管区海上保安本部、海上自衛隊舞鶴地方隊、京都府、舞鶴市の各者と防災協定を締結することで、災害発生時の物資供給等の支援体制強化を図った。
アイリスオーヤマは2030年までに食品事業の売上高1000億円を目標に、今後も食品工場の生産設備増設を計画している。生活必需品の安定的な供給体制を構築することで、経済活性のみならず雇用の創出による地域社会への貢献も行う。
■「アイリスオーヤマ 舞鶴工場」概要
所在地:京都府舞鶴市字高野由里小字石ヶ坪96番
投資額:140億円
生産品目(予定):天然水、炭酸水
新規雇用人数:約80名
竣工日(予定):2026年半ば
敷地面積:5万2713m2
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