アイリスオーヤマは11月27日、王子ネピアから国内赤ちゃん用おむつの一部の生産設備を取得し、「Genki!」ブランドのライセンス契約を締結したと発表した。
富士裾野工場の一部を改修し、2025年上旬を目途に、赤ちゃん用紙おむつの生産を開始する予定。
この富士裾野工場は、飲料水の生産工場として2023年7月から稼働している。重量物の飲料水を積載したトラックは積載量規制で荷台に空きスペースが生じるため、容量物の紙おむつを混載することで、積載効率を最大化できるという。
アイリスオーヤマは、コロナ禍でのマスク需要を機にマスク生産設備を導入。コロナ終息後も不織布製品の生産技術を活用した商品開発を行ってきた。
こうしたヘルスケア事業の強化を検討する中で、王子ネピアとのライセンス契約に至った。今後の展開として、経営基盤の強化とともに物流効率化の実現も見据えている。
■アイリスオーヤマ富士裾野工場概要
工場取得日:2023年1月24日
所在地:静岡県裾野市須山2810-4他
敷地面積:6万759m2
延床面積:2万981m2
従業員数:約140人
製造商品:飲料水
■物流倉庫
延床面積:4万5583m2
パレット数:約8万パレット
※2024年10月末時点