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STOCKCREW/ピッキングロボットの実証実験・一部本格稼働開始

2022年06月21日/IT・機器

ネットショップの発送代行サービスを提供するSTOCKCREWは6月21日、管理運営する埼玉県の倉庫で、シリウスジャパンが提供するピッキングアシストロボット(PA-AMR)の実証実験を行い、一部本格稼働したと発表した。

物流業界の人員確保の課題とBtoC市場の拡大に対応するため、物流業界では「自動倉庫」や「物流ロボット」の導入による業務の自動化が急務となっている。同社ではこうした課題への対策として、PA-AMR(自律走行型ピッキングアシストロボット)の導入を決定した。

<ピッキングアシストロボット>
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同社が導入したのは、RaaS(Robotics as a Service)と呼ばれる月額定額制のサブスクリプションサービス。これにより初期投資費用をかけず、必要台数を導入することが可能となった。

契約したのはFlexComet6台・FlexSwift4台の計10台。今年3月から実証実験を開始し、WMS(倉庫管理システム)からAPI連携でロボットへデータ連携を行えるなど設定環境が整い、このほど6月から一部作業で本格的に運用を開始した。

ロボットの運用により、STOCKCREWが目指すのは1.少人数でも出荷作業の対応が可能な倉庫内作業の効率化、2.倉庫内作業の経験値に頼らず作業工程を標準化することによる一定品質の確保、3.バーコードスキャンの商品検品を実施し、精度の高い検品による誤出荷のリスク低減など。

今後STOCKCREWは、ロボットの試験活用から全体への活用やBtoCだけではなく、BtoBの出荷作業への活用も進めていくとしている。

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