日野自動車とLocationMindは6月30日、車両位置情報等を活用した物流ソリューション提供を通じて顧客・社会の課題解決を加速するため、資本業務提携に関する契約を締結した。
この資本業務提携により、日野がLocationMindに2億円を出資するほか、共同で物流ソリューションを開発する。LocationMindは、昨年8月に日野が開催したアクセラレータプログラム「HINO ACCELERATOR 2021~HINO DE SAFARI~」の優秀賞受賞企業。
<日野自動車とLocationMindが資本業務提携>
同提携により、LocationMindへの出資、および日野の持つ商用車・物流業界に関する豊富なノウハウ・知見と、LocationMindのデータ分析技術・データ活用ノウハウを掛け合わせ、リアルタイムの位置情報を活用した運行管理などの物流ソリューションを開発・提供する。
日野はコネクティッドデータの提供、物流業界や商用車に関する知見をいかしたユースケースの発掘や物流ソリューションの販売支援、顧客の意見の吸い上げ等を行う。LocationMindは位置情報などのコネクティッドデータの分析と見える化を行い、物流ソリューションの開発は、両社が協力して進めていく。
同提携で開発するソリューションの第一弾は22年度中に提供予定。将来的には運送事業者、インフラ事業者、自治体などへ様々なソリューションの提供を目指すとしている。