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TANAX/脱プラスチックへ、ドイツ製の紙製エア緩衝材を販売開始

2022年08月09日/IT・機器

TANAXは8月9日、FSC森林認証紙と生分解性プラスチックを組み合わせたペーパーエアクッション「WavePAC」を販売開始すると発表した。

梱包資材として使用される従来のプラスチック製エア緩衝材の代替品として、EC・通販事業者や製造事業者でのプラスチック利用削減や、生分解素材への転換に貢献し、脱プラスチックを後押する。

<WavePAC>
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WavePACは、ドイツ・フローター社が展開する紙製エア緩衝材。森林認証紙を使用し、エアの気密性を高めるため内側を超薄型の「バイオマスベースの生分解性プラスチック」でコーティングしている。緩衝性と汎用性に優れ、緩衝材としてはもちろん、割れ物製品の保護材や大型製品のラッピング材など、様々な製品梱包で使用できる。

<WavePACの特長>
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特長は生分解性の素材のみを使用していること。土壌やコンポストで約8週間で分解され、万が一、海に入った場合も約200日で65%分解される(ドイツ・フローター社調べ)。その後も分解は継続し、最終的にCO2と水に分解され環境負荷低減を実現する。

また、従来の紙製緩衝材に比べ資材量を大幅削減でき、処分時のユーザー負担軽減や、低コスト化にも貢献する。リサイクル性にも優れ、古紙の再生工程で生分解性プラスチックフィルムが分離される製品仕様により、ドイツでは資源ゴミ扱いできるリサイクルコード「PAP22」3を取得している。

TANAXではWavePAC販売開始にあたり、製品見本の紹介や、デモンストレーションを受け付けている。

<WavePAC 動画>

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