LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





YEデジタル/倉庫自動化システムが小口仕分けシステムと連携

2022年08月09日/IT・機器

YE DIGITAL(YEデジタル)は8月9日、物流倉庫内のオペレーション全体の最適化を支援する倉庫自動化システム「MMLogiStation」が、アイオイ・システムの小口仕分けシステム「SAS(シャッターアソートシステム)」と連携を開始すると発表した。

両社は、両システムを連携し、物流現場の作業効率や作業品質向上に向けたパートナーとして取り組むことに合意した。

<アイオイ・システムの小口仕分けシステム「SAS」>
20220809ye21 520x293 - YEデジタル/倉庫自動化システムが小口仕分けシステムと連携

「MMLogiStation」と「SAS」が連携することで、仕分けやその前工程の保管設備、仕分け後の搬送までをシームレスに連携し、物流倉庫全体の作業効率や作業品質を向上させることが可能になる。

「MMLogiStation」は、「プラグイン」と呼ばれるアプリケーションの拡張プログラムを備えており、同プログラムによってSASをスピーディーに倉庫へ導入することで、仕分けミスが限りなくゼロに近い作業環境を構築することができる。

また、「MMLogiStation」を介して仕分け前工程のAGV棚搬送システムやバケット型保管設備等のGTPシステムとSASが連携することで、ピッキングと仕分け作業を同時に実現。

さらに、仕分け後の搬送工程で動く他社製のAGVやAMRと連動すれば、梱包場への搬送を自動化することが可能で、仕分け後のオリコンIDや荷物の情報は「MMLogiStation」が管理しており、梱包工程で活用することができる。

<「MMLogiStation」システム構成図>
20220809ye23 - YEデジタル/倉庫自動化システムが小口仕分けシステムと連携

「MMLogiStation」は、WMS(倉庫管理システム)と倉庫内の設備のリアルタイム制御を行うWCS(倉庫制御システム)の間に入る「物流現場の制御・管理に特化」したWES(倉庫実⾏システム)。

プラグインによって主要な自動化設備を簡単かつスピーディーに追加できるほか、自動化設備や機器を用いた人の作業といった倉庫内すべてのオペレーションを管理・制御し、全体最適化を可能にする。また、ダッシュボードによって自動化設備と人の作業を合わせた稼働データを収集し、物流KPIを可視化することもできる。

システムの運用にあたっては、YEデジタルが運営するITカスタマサービスセンター「Smart Service AQUA(スマート サービス アクア)」を窓口として、ワンストップで運用を支援している。

YEデジタルは、「MMLogiStation」について高効率な自動化設備とのさらなる連携に向けた準備を進めている。今後も協業パートナーを広く募り、メーカーを問わずに「MMLogiStation」とシームレスに連携可能な自動化設備も含めて倉庫全体の自動化・効率化を推進していくとしている。

<「MMLogiStation」の連携自動化設備ラインアップ(予定)>
20220809ye22 520x179 - YEデジタル/倉庫自動化システムが小口仕分けシステムと連携

関連記事

IT・機器に関する最新ニュース

最新ニュース