本田技研工業は8月29日、韓国・LGグループのバッテリーサプライヤーであるLGエナジーソリューションと、北米で生産販売されるホンダおよびアキュラのEV用リチウムイオンバッテリーを米国で生産する合弁会社の設立に合意したと発表した。
合弁会社は、関連当局の承認やその他の手続きを経て2022年中に設立される予定。ホンダは約17億USドルを新会社の資本金として出資し、その出資比率は49%となる。
また、ホンダとLGエナジーソリューションは、総額約44億USドルを投資し、米国に合弁会社の生産工場を建設。今後、建設地の確定を経て、2023年初頭に着工し、2025年中の量産開始を予定している。
この工場で生産されるリチウムイオンバッテリーは、全量をホンダの北米工場へ供給する予定で、生産能力は最大約40GWhを目指している。
両社は、急速に成長する北米の電動化市場において、タイムリーかつ安定的にバッテリーを現地調達することが重要との共通認識に基づき、今回の合意に至った。