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オリックス不動産/同社最大18万m2超の物流施設を神奈川に建設

2022年09月02日/物流施設

オリックス不動産は9月2日、同社最大となる延床面積18万m2超のマルチテナント型物流施設「厚木IIIロジスティクスセンター」を、神奈川県内陸工業団地(神奈川県愛甲郡愛川町)に建設すると発表した。8月1日に着工しており、2024年2月の竣工を目指す。

<外観イメージ>
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<位置図>
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同施設は圏央道「相模原愛川IC」から3.8kmの距離に位置しており、厚木市や相模原市内への配送に加え、圏央道を経由し東名高速自動車道や中央高速自動車道を利用することで、関東全域や西日本への広域配送にも対応可能。

建物は地上6階建てのダブルランプウェイ方式で、各階ごとに大型車55台分のトラックバースを整備。5200m2から最大18テナントに分割賃貸する。

<危険物倉庫イメージ>
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BCP対策として、免震システムや非常用自家発電機を設置した防災配慮設計を採用。敷地内には近年ニーズが高まっている危険物倉庫の設置を計画しており、入居企業がアルコール類など消防法上の危険物を同一敷地内で保管できるようにする。

屋上にはオリックスが第三者所有モデル(PPAモデル)で太陽光発電設備を設置し、発電した電力を施設全体に供給することで、年間の一次エネルギー消費量が実質ゼロとなるZEB認証を設計時に取得している。入居テナントには太陽光発電設備で発電した電力の環境価値を譲渡する。

<カフェラウンジ>
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施設内では、6階共用部に昼食や休憩などに利用できる約250席の「カフェラウンジ」を設置するほか、一部の倉庫区画に空調機器を実装するなど働きやすい環境を備える。

<四季の庭>
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敷地内には既存緑地を保存しつつ季節感のある「四季の庭」を配置。生物環境保全にも配慮した計画とするなど地域との共生を図るとともに、屋外テラス席を設置して昼食や休憩の際にリラックスした時間を過ごせる環境を提供する。

<エントランスロビー>
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エントランスロビーにはフラッパーゲートを設置し、来訪者には事前に入場用の二次元バーコードを付与するなど、オフィス水準のセキュリティを提供する予定。また、感染症対策として非接触型のエレベーターを導入する。

■「厚木IIIロジスティクスセンター」概要
建設地:神奈川県愛甲郡愛川町中津字桜台4025-1他(神奈川県内陸工業団地内)

アクセス:圏央道「相模原愛川IC」3.8km、「圏央厚木IC」5.3km、JR相模線「原当麻駅」4.3km
敷地面積:7万5544.56m2
延床面積:18万3354.15m2
規模・構造:地上6階建て、RCS造
駐車場台数:普通車493台、大型トラック待機場55台
トラックバース:各階55台
床荷重:1.5t/m2
梁下有効高:5.5m以上
その他:全館LED完備、非常用発電機完備、空調実装(3~5階)、太陽光発電設備実装、EV充電スタンド24台、危険物倉庫併設
設計・施工:鹿島建設
着工:2022年8月1日
竣工:2024年2月(予定)

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