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環境省/岡山県井原市で発見のヒアリ、新たに7万匹以上確認

2022年12月07日/3PL・物流企業

環境省は12月6日、岡山県井原市で10月25日にヒアリが発見されたコンテナ内の燻蒸殺虫処理が完了したと発表した。

<燻蒸場所>
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同コンテナは、ベトナムを出港して香港港を経由し、福山港で陸揚げされ、陸路で岡山県井原市の事業者敷地に搬入されたもの。開封時に多数のヒアリが発見されたことから、直ちに閉鎖し、コンテナ外にこぼれ落ちた個体を殺虫。福山港に返送された後にコンテナ内の殺虫作業を行った際、女王アリ4匹以上を含むヒアリ1万匹以上が発見されている。

環境省は、コンテナ内で発見された個体が非常に多いことから、このコンテナについてより強力な燻蒸を実施する必要があると判断。ヒアリが確認されたコンテナに加え、同コンテナと同じ積載物かつ同じ船便で輸入された未開封のコンテナ6個について、荷主による強力な燻蒸を実施した。

<損傷した女王アリ>
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<働きアリの一部>
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<雄アリの一部>
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その結果、燻蒸後に働きアリ7万匹以上、無翅女王アリ20匹以上、雄アリ742匹以上、蛹のほか、幼虫や卵と考えられる腐敗物が確認された。これらの大半は10月25日にヒアリが確認されたコンテナ内で発見されている。

なお、環境省はコンテナの燻蒸処理に加えて、11月21~26日にかけて福山港周辺2km程度の調査を実施したが、ヒアリ類は確認されなかった。

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