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中西金属工業/屋内外対応AMRを導入、年間240万円の削減効果へ

2023年01月12日/IT・機器

中西金属工業とagbeeは1月12日、中西金属工業本社に併設する金型製造工場で、agbeeが研究開発する屋内外対応AMR(=自律走行搬送ロボット)の導入を行ったと発表した。

<屋外で搬送するAMR>
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<工場内で搬送するAMR>
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最終的には3棟にわたる建屋間搬送を目標に、今回は第1フェーズとして1棟の建屋内に導入した。

中西金属工業が保有するプレス加工用の金型製造工場で、従来は作業員が台車を押して行っていた複数の加工工程間の金型搬送を自動化し、これを実用化した。

作業員がタブレット端末を操作し、事前に設定した走行ルートの中から1つを選択することで簡単に使用可能。3Dで認識した障害物を避けることができ、磁気テープ等の誘導体を必要としないことから、工場のレイアウトに合わせた導入を実現した。agbeeのAMRを用いることで、省力化や省人化、物流効率化、安全性の向上が期待される。具体的な費用対効果として、運搬に関わる人件費として年間最大240万円の削減を見込んでいる。

今後予定している第2フェーズでは、3棟の各建屋出入口でのドア連携を実施し、屋内外の搬送を一気通貫して実現する予定。2023年春の導入を見込んでおり、導入効果として年間最大720万円の人件費削減を目指している。

屋内外対応AMR「Carting agbee」は、2023年春発売予定。発売モデルは防水・防塵機能(IP65相当)を搭載し、雨天利用に対応予定。現在、発売前の製品(β版)を試しで使用する顧客を募集している。

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