日本石油輸送が2月6日に発表した2023年3月期第3四半期決算によると、売上高255億8000万円(前年同期比4.3%増)、営業利益7億5300万円(10.2%減)、経常利益9億9700万円(0.2%減)、親会社に帰属する四半期純利益6億8500万円(1.7%増)となった。
石油輸送事業は、鉄道輸送での出荷地変更の影響による輸送数量の増加等に加え、自動車輸送での需要の増加等によって、売上高が112億8300万円(4.6%増)、営業利益が9300万円(31.8%増)となった。
高圧ガス輸送事業は、LNG輸送で新規輸送による増加等があったものの、LPG輸送での需要減等により、売上高は63億1500万円(0.2%増)、利益面では燃料費や人件費等の経費が増加し、6800万円の営業損失(前年同期は1億3600万円の利益)となった。
化成品・コンテナ輸送事業では、化成品輸送が海外輸送での収益力の向上や円安の影響等があり増収に。また、コンテナ輸送が自然災害による貨物列車の運休の影響等を受けて減収になり、事業全体では売上高が76億1200万円(7.6%増)、営業利益が5億1900万円(22.1%増)となった。
通期は、売上高355億円(3.6%増)、営業利益15億5000万円(6.3%増)、経常利益17億円(4.3%増)、親会社に帰属する当期純利益11億円(1.0%増)を見込んでいる。
日本石油輸送 決算/4~6月の売上高4.5%増、営業損失6600万円