国土交通省は2月8日、自動車運送事業者による働き方改革の取組（職場環境の改善努力）を「見える化」した「働きやすい職場認証制度」について、現在「一つ星」新規・「一つ星」継続・「二つ星」新規の申請を受け付けているが、2月15日までの申請期間を3月７日まで延長すると発表した。
国土交通省では、自動車運送事業（トラック・バス・タクシー事業）の運転者不足に対応するための総合的な取組の一環として、2020年度に「働きやすい職場認証制度」を創設し、今年度より、新たに「二つ星」を導入したところ。
この制度を通じ、職場環境改善に向けた各事業者の取組を「見える化」 することで、求職者のイメージ刷新を図り、運転者への就職を促す。併せて、更なる改善の取組を促すことで、より働きやすい労働環境の実現や安定的な人材の確保が期待できる。
現在、「一つ星」を既に取得している事業者を対象とした「二つ星」申請及び「一つ星」継続申請に加え、認証を取得していない事業者のための「一つ星」新規申請について受け付けている。申請期間はいずれも2月15日までとしていたが、3月７日まで延長することとしたもの。
認証取得によるインセンティブも強化する予定であり、認証取得の一層の促進、更なる本制度の普及により自動車運送事業者の働き方改革を推進していくとしている。
なお、2月8日現在、「一つ星」認証企業はトラック事業者が2440社、バス（貸切・乗合）事業者が229社、タクシー事業者が751社の合計3420社となっている。
