日本トランスシティが2月10日に発表した2023年3月期第3四半期決算によると、売上高1000億1000万円（前年同期比15.6％増）、営業利益65億5300万円（23.3％増）、経常利益81億6200万円（26.1％増）、親会社に帰属する四半期純利益56億1800万円（24.5％増）となった。
売上高は、生産調整や為替等の影響により荷動きは弱含みで推移していることから、港湾運送業および陸上運送業は低調に推移した。一方で、国際複合輸送業においては海外現地法人が好調を維持したことや、適正化に向かって下落しているものの依然として一定水準を維持した海上運賃や為替の影響を受けたことにより、増収となった。
経常利益は、売上高を大きく伸ばすなか、更なる業務効率化や収支改善を図るとともに、持分法による投資利益ならびに為替差益が業績に大きく寄与したことにより、増益となった。
通期は、売上高1320億円（13.1％増）、営業利益75億円（12.5％増）、経常利益92億円（9.9％増）、親会社に帰属する当期純利益64億円（14.3％増）を見込んでいる。
