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トナミHD/4~12月の売上高6.1%増、営業利益0.7%減

2023年02月10日/決算

トナミホールディングスが2月10日に発表した2023年3月期第3四半期決算によると、売上高1080億4500万円(前年同期比6.1%増)、営業利益59億8100万円(0.7%減)、経常利益65億8000万円(2.2%増)、親会社に帰属する四半期純利益45億4200万円(3.2%増)となった。

物流関連事業は、中長期的な成長を継続するための経営基盤の強化にむけ、「通信型の集配デジタルタコグラフの導入」による安全性向上及び業務の可視化・効率化による生産性向上と、「web受領票照会サービス」や「異常時における顧客との早期共有システム」など、DX推進による顧客のニーズに応える物流サービスの強化に取り組んでいる。

また、同社グループの物流品質が「トップ・クオリティ」として評価してもらえるように、総合的なロジスティクスサービスの一層の充実を図るなど、新規顧客拡販・既存顧客深耕による事業収益の拡大に努めてきた。

一方、脱炭素化にむけた取り組みとして、「EVトラック」を導入し、実証利用を行っているほか、「太陽光発電」の利用・拡大と事業所照明の「LED化」を進めている。また、運び方の効率化として、名古屋市、静岡市で同業者との「施設の共同利用」による「共同配送」を展開し、車両台数・走行キロ数の削減など、「環境負荷低減」に取り組んでいる。加えて、環境省の実証委託事業として「水素エンジントラック開発プロジェクト」に参画し、貨物事業における実用性と環境性、経済性の評価を2023年度中に行うこととしている。

セグメント別では、物流関連事業は、貨物輸送量の増加などにより売上高は1014億1900万円(5.7%増)と、前年同四半期に比べ55億400万円の増収、営業利益は、52億1100万円(1.5%減)を計上し、前年同四半期に比べ7700万円の減益となった。

通期は、売上高1450億円(7.1%増)、営業利益78億円(5.8%増)、経常利益82億円(3.7%増)、親会社に帰属する当期純利益56億円(9.6%増)を見込んでいる。

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