イムラは4月3日、運送会社のロジテックを同日付で完全子会社化したと発表した。
ロジテックは、イムラが物流コスト全般の削減を目的に西川運輸倉庫との共同出資で2014年4月に設立。イムラはロジテックに対して、奈良新庄工場、御所工場、相模原工場の配送や原紙保管等を委託している。
イムラは「製品を生産して販売する会社」から、製品にサービスを付加し、さらに高い顧客満足を獲得する「製造業からサービス業」、さらに顧客の課題に適切なソリューションを提供する「ソリューションプロバイダーへの深化」を標榜しており、ロジスティクス分野の強化が喫緊の課題だった。
また、物流業界を取り巻く環境が今後益々厳しさを増すことから、グループの「安定的な物流体制」維持を図る意味で運送会社との関係構築も急務であったため、「物流サービス業」への足掛かりを確保し、「荷主企業視点の物流子会社」を保有することを目的に、西川運輸倉庫が保有するロジテックの株式（持分比率90%）を取得し、ロジテックを完全子会社することを決定。3月31日に株式譲渡契約を締結し、4月3日に譲渡を実行した。
■新会社（完全子会社化完了後）の概要
名称：ロジテック
所在地：神奈川県相模原市
資本金：1500万円
従業員数：32名
