九州産交グループは4月26日、路線バスによる貨客混載とサクラマチ クマモトを活用した熊本県特産品購入サイト「KUMATOKU」がオープンすると発表した。
＜フロー図＞
熊本市内中心部の大型複合施設サクラマチ クマモトをはじめ、県下全域にわたる営業拠点と路線バス網など九州産交グループが保有するリソースを商品の集荷・発送の仕組みに活かし、県内広域にわたる地域の県産品をECサイトにて販売する。商品においては「36蔵132種類の熊本県産酒」や「106種類のくまモングッズ」をはじめとする熊本ならではの豊富な地域産品が充実しており、今後も拡大予定だ。
また、商品の集荷から発送までの仕組みでは、地域の生産者及び加工業者に最寄りのバス営業所へ商品を納品してもらい、路線バスによる貨客混載で熊本市内中心部のサクラマチ クマモトで商品を集約。その後、県内各地より集約した商品はサクラマチ クマモトで一つに梱包し宅配便で全国各地へ一括発送する、路線バス網を有する会社だからこそ実現できた仕組みとなる。
県内各地から貨客混載により集荷することで生産者や加工業者の送料負担を軽減し、またサクラマチ クマモトから一括発送することによる配送コストの低減を図り、生産者と顧客にメリットを提供していくとしている。
なお、九州産交グループでは、路線バス網を商品の配送手段（貨客混載）として活用することで地域路線の維持に繋げ、交通面においても地域貢献を目指す。
