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アリババ/完全自動倉庫など免税品向けの最新物流技術を発表

2023年04月26日/国際

中国・アリババグループは4月25日、物流部門のツァイニャオ・ネットワーク(菜鳥網絡)による免税品を含む海外の高級品に特化した物流技術を発表した。

同技術では、海南省三亜市と澄邁県を起点とするスマート倉庫と物流ネットワークを活用し、海南省の主要な空港、港湾、都市内の物流拠点をカバーすることで、免税品の注文から5時間以内に省内の8つの主要ピックアップステーションへの配達を実現している。

スマート倉庫での免税品分別は、1時間に1000件以上の注文処理が可能なAGVロボットによって完全自動化されており、人手作業の3倍の効率性を維持している。また、商品が高額でデリケートであることから、ツァイニャオではバッファ設計を採用した梱包材やスロープ接続された搬送設備などを活用し、商品の損傷を回避している。

このほかにも、ツァイニャオは海外ブランドに対して保税倉庫、輸出入越境輸送ルート、越境ECを含むさまざまな物流サービスを提供しており、例えば、週4のチャーター便(海口市・シンガポール間、海口市・ジャカルタ間)の運行など航空貨物輸送網の強化にも注力し、海外ブランドが海南省への物流ルートを構築するうえで寄与している。

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