PoCTECHとコールドストレージ・ジャパンは5月10日、普通乗用車で牽引できる小型冷蔵・冷凍トレーラーに太陽光発電を搭載した自立型ゼロ・エネルギーの小型コールドストレージ「COLD STORAGEBOX Portable」を製品化したと発表した。
<COLD STORAGEBOX Portableの試作機>
「COLD STORAGEBOX Portable」は、コールドチェーンに求められるそれぞれに適した温度帯管理を、太陽光による再生可能エネルギーの利活用により実現可能とした。
冷却ユニットの温度設定範囲は5度〜マイナス25度で、1度刻みで設定が可能。ソーラーパネルの定格出力は600Wで、発電した電力は最新の軽量リチウムイオンバッテリーに蓄電し、夜間や日照や発電の無い時でも5.12時間のあいだ保冷システムを連続使用できる(毎時300Whの電力消費の場合)。
また、100V電化製品への電力供給が可能で、非常時の電源としても活用する事ができる。
同製品については、災害時の医療品・食品等の冷蔵保存や、発展途上国でのコールドチェーン構築などでの活用を見込んでいる。
■「COLD STORAGEBOX Portable」製品概要
サイズ:【外寸】3034mm(L)×1460mm(W)×1990mm(H)
【箱寸】2200mm(L)×1000mm(W)×1500mm(H)
霞ヶ関キャピタル/福岡県古賀市の賃貸型3温度帯倉庫でテナント決定