オエノングループの福徳長酒類は5月29日、同社が製造・販売するウイスキー商品の価格を2023年10月2日出荷分より改定(値上げ)することを決定したと発表した。
同社では、昨年6月以降、本格焼酎、清酒等の価格改定を実施しているが、その後も国際情勢の混乱によって、お酒の原料となる穀物価格、製造にかかるエネルギー価格、容器包装品の資材価格、物流費などあらゆるコストの上昇が続いており、今後も引き続き、この状況が継続すると想定している。
同社では、固定費をはじめとした経費削減などの企業努力を重ねてきたが、それだけではコスト上昇を吸収するのは困難な状況であることから、価格改定を実施せざるを得ないと判断したもの。
■概要
対象商品:ウイスキー「和食と合わせる焼酎蔵のウヰスキー」1アイテム(1SKU)
価格改定幅:8.6%程度(参考小売価格ベース)
時期:2023年10月2日 同社出荷分より実施
<対象商品の参考小売価格と価格差>
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