J-オイルミルズは2026年4月1日納品分より、油脂製品の価格改定を実施する。
食用油脂に関連したコスト環境は、バイオ燃料向けなど世界的に旺盛な需要に加え、為替相場の円安傾向、物流費や包装資源費、エネルギー費の高止まりなど、サプライチェーン全般のコスト上昇により厳しい状況が続いている。
また、直近では中国による米国産大豆の買い付け期待およびカナダ産菜種の輸入再開を受け、大豆・菜種の原料価格が上昇。
さらに米国環境保護庁がバイオ燃料の混合義務量の発表を控えたことによる、大豆油需要の拡大見込みにより、オイルバリューが高騰、ミールバリューが低落し、搾油の採算悪化が継続しているという。
このようなことから、2025年10月28日に油脂製品の価格改定を発表したものの、現時点でコスト上昇分を十分に反映した価格水準の実現に至っていないとし、改めて価格改定を実施するとしている。
なお、2026年2月28日に発生した米国およびイスラエルによるイランへの攻撃により、中東地域の地政学的リスクも急速に高まっている。今後の原油や食用油の主要原料を含む世界的な商品市況についても不安定な状況が見込まれ、さらなる価格改定をせざるを得ない状況も想定されるとしている。
■価格改定概要
| 対象製品 | 改定幅 | 改定時期 |
| 家庭用油脂製品 | 9%~14% | 2026年4月1日(水) 納品分より |
| 業務用油脂製品 加工用油脂製品 |
7%~11% |
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