鴻池運輸と KONOIKE グループの九州産交運輸は6月5日、国土交通省が主催する自動車運送事業者の運転者不足に対応するための総合的取り組みの一環として創設された「働きやすい職場認証制度」で、2022年度より新たに導入された「二つ星」を取得したと発表した。
＜働きやすい職場認証制度「二つ星」認証マーク＞
なお、鴻池運輸と九州産交運輸は、2020年度審査において「一つ星」を取得している。
「働きやすい職場認証制度」は、自動車運送事業者による働き方改革の取り組み（職場環境の改善努力）を「見える化」し、求職者が容易に確認できるようにすること、さらに、より働きやすい労働環境の実現、安定的な人材の確保を図ることを目的として創設したもの。
同社が取得した「働きやすい職場認証制度」二つ星は、一つ星認証を取得した事業者のより高い水準への移行を促すために導入されたもので、一つ星の審査項目「就業規則」、「36協定の締結や届出」、「従業員への労働条件通知書の交付状況」に加え、「労働災害の発生防止や業務の軽労働化・快適化のための投資」、「労働時間の短縮」、「関連認定制度の認証取得状況」、「『トラック運送業における下請け・荷主適正取引推進ガイドライン』の周知状況」の取り組みが審査項目となり、評価・認証される。
鴻池運輸は、認証対象の自動車運送事業を展開する63事業所を申請し、「労働時間管理・休日取得のための取り組み」、「人材育成のための教育支援」などの施策が評価され、全事業所で「二つ星」を取得した。また、九州産交運輸も同じく認証対象となる18事業所を申請し、「資格取得を支援する制度」、「健康維持に対する補助制度」などの取り組みが評価され、全事業所で「二つ星」を取得した。
今後、鴻池運輸と九州産交運輸は、働きやすい職場づくりをより”見える化”することで、求職者のKONOIKE グループへの就職活動促進にもつながるよう2023年度導入予定の「三つ星」取得を目指す。また、KONOIKEグループの一つ星、二つ星未認証拠点では、認証取得に向けて、職場環境改善の取り組みを強化していくとしている。
