三井物産都市開発と野村不動産の共同開発で1月末に竣工したマルチテナント型物流施設「LOGIBASE厚木愛川町」（神奈川県愛甲郡愛川町）に、6月1日から西濃運輸が入居した。
＜LOGIBASE厚木愛川町＞
このたび東区画に入居した西濃運輸は、総合物流窓口として顧客の繁栄に貢献するため、自社にこだわらず他社とも連携して顧客に最適な価値を提供するO.P.P.（オープン・パブリック・プラットフォーム）の推進に挑戦している。
近年、西濃運輸では「特積みのセイノーからロジのセイノーへ」を重点戦略として、トラックターミナルに物流倉庫を併設する「ロジ・トランス機能」の全国展開を進めており、全国を網羅する輸送ネットワークとロジスティクス拠点を併せ持つ複合ロジインフラに強みを持つ。
LOGIBASE厚木愛川町に入居したことで、両面バースによるオペレーション効率向上、危険物倉庫併設や西濃運輸厚木支店との至近性を生かしたロジと輸送のワンストップサービスが可能となり、利便性の向上とNo Stressの実現による時間価値・経済価値の提供によって、さらなる顧客の繁栄に貢献していく。
■倉庫利用に関する問い合わせ先
西濃運輸 厚木支店（担当：廣川・浦野）
TEL：0462-85-0881
＜LOGIBASE厚木愛川町 倉庫内＞
＜荷物用EV、垂直搬送機＞
＜エントランス＞
＜作業用空調設備＞
＜敷地内に建設中の危険物倉庫＞
LOGIBASE厚木愛川町は、全4層の倉庫のうち1階を除く上層階に作業用空調をあらかじめ設置したことで、テナント企業によるメンテナンスコストや退去時の原状回復費等の負担を軽減。また、増加している危険物品の適正保管ニーズに応えるため、敷地内に危険物倉庫の建設を進めている。（8月末竣工予定）
そのほか、同施設では、両面バースによるオペレーション効率向上、人感センサー付照明による電気代削減や、入居時の営業倉庫申請サポートによるコスト・負担軽減が可能となっている。
また、野村不動産は自動化ソリューション開発のオープンコンソーシアム「Techrum（テクラム）」で培った知見をもとに、BOX型物流施設の課題である上下搬送を自動化するソリューションを希望者に対して提供する体制を構築している。
（参考）2023年3月15日掲載「野村不動産／BOX型の欠点克服した次世代物流施設を竣工」
同施設の西区画は引き続き入居企業を募集しており、内覧等も随時受け付けている。
■「LOGIBASE厚木愛川町」に関する問い合わせ先
三井物産都市開発 開発事業本部 開発事業推進部（担当：武山・下谷）
TEL：03-3503-1221
野村不動産 都市開発第二事業本部 物流事業部（担当：髙橋・山崎）
TEL：03-3348-8154
■「LOGIBASE厚木愛川町」概要
所在地：神奈川県愛甲郡愛川町中津4031-1
交通：圏央道「相模原愛川IC」3.8km、JR相模原線「原当麻駅」4.5km
形状：地上5階建て倉庫4層 ボックス型
構造：RCS造・耐震
敷地面積：2万52.48m2（6065.88坪）
延床面積：3万7667.92m2（1万1092.04坪）
竣工：2023年1月末
バース数：31台
搬送機器：垂直搬送機4基（将来増設対応可）、荷物用エレベーター4基
駐車場：トラック待機場12台、乗用車駐車場78台、駐輪場70台、バイク置き場12台
