川崎汽船は7月26日、阪神国際港湾及び商船三井との協議が整い、現在、拡張・機能強化工事を実施中である神戸港ポートアイランド(第2期)地区南ふ頭PC13-17コンテナターミナルのうち、同PC14-17コンテナターミナル(以下、PC14-17)への移転と施設の一体的な利用等に関して基本合意書を締結したと発表した。移転時期は、工事完了の2025年度中を目処に関係者と調整中。
移転に伴うターミナルの高規格化により、大型コンテナ船の受け入れ可能な環境が整う。また、利用船社及び顧客に対しより柔軟な寄港バース枠の提供やトランシップ貨物の利便性向上を見込んでいる。
同社の参画に伴い、PC14-17は神戸港における外貿コンテナの約4割を取り扱う西日本最大規模のコンテナターミナルとなる。同社は今後、施設の運営を担う同社グループ会社、日東物流とともに高品質なサービスを提供していくとしている。
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