トランコムが7月31日に発表した2024年3月期第1四半期決算によると、売上高416億9200万円（前年同期比0.3％増）、営業利益19億4400万円（3.0％増）、経常利益19億9000万円（0.4％減）、親会社に帰属する当期純利益12億1700万円（7.1％減）となった。
ロジスティクスマネジメント事業については、前期稼働した新たな物流業務拠点が寄与、北関東エリアの収益性の改善により増収増益となった。物流情報サービス事業については、貨物情報数は前年同期比2.3％増加、空車情報数は同2.3％減少、成約件数は同0.5％増加した。新たな拠点の開設と既存拠点の人員体制強化に加え、輸送協力会社への支払いが上昇し減収減益となった。
インダストリアルサポート事業については、生産領域に加え物流領域への業務拡大を行ってきたが、既存拠点における業務縮小により減収減益となった。その他に区分される事業については、前期に情報システム外販事業の譲渡を行ったことにより減収も、海外拠点における業容の拡大により増益となった。
通期は、売上高1745億7000万円（4.1％増）、営業利益75億円（0.8％増）、経常利益76億円（0.4％増）、親会社に帰属する当期純利益50億円（30.4％増）を見込んでいる。
