トランコムは12月1日、湖池屋の中部エリア向け物流を担う「トランコム海津事業所」を岐阜県海津市に開設し、稼働させた。湖池屋中部工場の開設に伴い工場敷地内に開設した、湖池屋専用の物流センター。
＜左の建物がトランコム海津事業所、右は湖池屋中部工場＞
トランコム海津事業所は延床面積6601.21m2。湖池屋のポテトチップスなどの新たな保管・配送拠点となる。
＜コンベア＞
＜右側のコンベアで湖池屋の商品を物流センターに移動＞
これまで湖池屋の中部エリア向け商品の輸配送は、関東・関西の物流センターから行っていた。
海津事業所は工場とコンベアで直結しており、工場から物流センターへの中間輸送（いわゆる横持ち）を完全ゼロにし、中部エリアの配送を一元化した。
この取り組みにより、CO2排出量が約6割削減され、環境にやさしい効率的な物流が実現するという。
トランコムは、海津事業所を「湖池屋との連携のもと、輸送の効率化と環境負荷低減という共通の課題解決を実現した好事例」とし、菓子業界の物流プラットフォーム構想を中部エリアで展開する礎と見る。
海津事業所を起点に、輸配送ネットワークの拡充によるエリア内での効率的な共同配送の推進、輸送効率の向上を通じた環境に配慮した物流のさらなる実現につなげていきたいとしている。
■施設概要
名称：トランコム海津事業所
所在地：岐阜県海津市南濃町庭田829-11（湖池屋中部工場敷地内）
延床面積：6601.21m2
主な業務：湖池屋ポテトチップス等の中部エリア向け保管・配送
稼働開始日：2025年12月1日
トランコム／湖池屋等と菓子共同物流標準化推進協議会立ち上げDMS構築
