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平和堂/滋賀に新デリカセンター、AGVで商品搬送を自動化

2023年09月06日/生産

滋賀県を中心にスーパーマーケット等を展開している平和堂は9月6日、多賀流通センター(滋賀県犬上郡多賀町)敷地内に「多賀デリカセンター」を建設し、5月末に稼働を開始したと発表した。

<多賀デリカセンター>
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多賀デリカセンターは、多賀流通センター敷地内で1991年に建設した旧デリカセンターに代わる施設で、米飯、惣菜、ベーカリー、野菜・フルーツ等の加工・製造を行っている。

旧デリカセンターと比べて、延床面積が2.3倍に拡大しており、生産数量は2024年に2倍(2019年比)、10年後の2033年には2.4倍の数量を計画。米飯や惣菜の生産では最新の生産機器を導入し、品質の向上を図っているほか、新たにカットパインやカットキャベツ、ベーカリーの製造に取り組んでいる。

<商品搬送で導入したAGV>
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また、スーパーのデリカセンターでは初(平和堂調べ)となるAGV(自動搬送車)を生産エリアから物流エリアまでの商品搬送で採用したことに加え、商品を入れるコンテナも天井下のコンベアで値付エリアまで搬送しており、両設備で構成する「ハイブリッド型コンテナ搬送システム」によって、省人化を図っている。

■「平和堂多賀デリカセンター」概要
施設運営:ベストーネ(平和堂100%子会社)
所在地:滋賀県犬上郡多賀町中川原字大久保491-3(平和堂多賀流通センターA棟内)
敷地面積:6万4717m2
建築面積:1万392m2
延床面積:1万6391m2(うちデリカセンターエリア1万1732m2)
建物構造:鉄骨造2階建て(1F:原料入荷エリア、炊飯・米飯・惣菜加工盛付けエリア、2F:事務所、厚生エリア、ベーカリー・カットキャベツ・カットパイン加工盛付けエリア)
供給商品:米飯、惣菜、ベーカリー、野菜・フルーツ等の加工・製造
供給店舗:平和堂 全154店舗(兵庫県、大阪府、京都府、滋賀県、福井県、石川県、富山県、岐阜県・愛知県)、エール 全2店舗(京都府)
稼働日:2023年5月31日
稼働時間:24時間

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