アサヒロジスティクスは11月13日、グループ会社の川越自動車学校を活用した、埼玉県内の児童養護施設や里親への委託児童向けの、自動車運転免許取得支援制度を新設したと発表した。
同制度は、2023年度の免許取得分から受付を開始。施設退所後の進路に関わらず利用でき、普通自動車(AT限定、MT)のほか、希望者には準中型自動車免許の取得も支援する。
現在、埼玉県で取り組んでいる自動車運転免許取得に関する支援制度を活用したうえで、川越自動車学校既定の教習費用から各種公的支援の金額を差し引いた額をアサヒロジスティクスが支援することで、自己負担なしで川越自動車学校での教習を受講できる。
これにより、環境や経済等の諸事情で、希望がありながらも自動車運転免許の取得が困難な児童の免許取得機会を支援する。
同社では、自動車の運転に触れ、物流業を身近に感じてもらい、将来の職業選択時にトラックドライバーを選択肢の一つに加えてもらうことで、慢性的ドライバー不足と高齢化の解消につながることを期待している。