LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





堀場製作所/過去最大の投資で京都府福知山に工場建設

2023年12月12日/生産

堀場製作所は12月12日、HORIBAグループで半導体事業を手掛ける堀場エステックは、主力製品のマスフローコントローラーや薬液濃度モニターなどを生産する新工場を京都府福知山市に建設すると発表した。

<新工場の外観図と鳥観図>
20231212horiba 520x565 - 堀場製作所/過去最大の投資で京都府福知山に工場建設

研究開発拠点である「京都福知山テクノロジーセンター」も所在する長田野工業団地アネックス京都三和に土地を取得済みで、2024年7月に着工、2026年1月に竣工予定。

新工場には、HORIBAグループ過去最大の投資(約170億円)を通じて、最新設備により自動化・効率化を促進する量産技術の基幹工場として、幅広い用途に応用できる広大な生産エリアを備える。これにより、国内におけるMFC生産能力を現状(京都工場+阿蘇工場)の最大約3倍まで拡張することが可能となる。半導体事業におけるもう一つの主力製品である薬液濃度モニターの生産も行うとともに、半導体事業に関わる製品やシステム、さらには半導体事業以外の生産も計画しており、全方位で長期的な安定供給体制の確立をめざす。

HORIBAグループの半導体事業は、中長期経営計画「MLMAP2023」で掲げた売上高・営業利益目標を2年前倒しで達成するなど、この数年で飛躍的な成長を遂げてきた。その牽引役であり、堀場エステックが約60%の世界シェアを持つマスフローコントローラー(MFC)は、阿蘇工場での増産や海外生産体制の強化に取り組んできた。中長期的にさらなる成長が期待される半導体市場において、MFCのリーディングカンパニーとして供給責任を果たしていくためだけではなく、今後のあらゆる計測需要に応えていくためには、さらなる生産体制強化が必要であると考え、この度の新工場建設に至ったもの。

■施設概要
名称:堀場エステック 京都福知山工場(仮称)
所在地:京都府福知山市三和町みわ小字エコートピア4-1
敷地面積:3万6011m2
延床面積:2万3292m2(2階建て)
着工:2024年7月(予定)
竣工:2026年1月(予定)
投資額:約170億円(予定)
生産品目:マスフローコントローラー、薬液濃度モニター、プリント基板 等

関連記事

生産に関する最新ニュース

最新ニュース