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日本GLP/茨城県猿島郡境町に8.4万m2のマルチ型施設着工

2023年12月11日/物流施設

日本GLPは12月11日、茨城県猿島郡境町で延床面積約 8万4500m2の「GLP 境古河I」を着工し、同日起工式を執り行ったと発表した。

「GLP 境古河 I」は、境町が新たな産業用地として開発を進めてきた「猿山・蛇池地区開発事業」地区内に建設され、2025年4月に竣工予定。

なお、同敷地内にはBTSニーズへの対応も可能な「GLP 境古河II」が建設される予定で、2 棟合わせた総延床面積は最大で約16万3000m2となる。

<「GLP 境古河 I」外観イメージ>
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<「GLP 境古河 I・II」周辺図位置図>
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「GLP 境古河 I」 は、圏央道「境古河 IC」から約0.4km 、国道354号線沿いに立地し、高速自動車道と一般道双方へのアクセスに優れている。国道354号バイパスは、国道新4号線との接続が予定されており、首都圏や北関東エリアへの利便性が大幅に向上することが期待されている。また住宅エリアが隣接しており、入居企業の雇用確保にも適した立地となっている。

同施設が立地する茨城県西エリアは、既に日用雑貨や工業製品等の物流拠点が集積し、自動車や建材をはじめとする製造業の工場新設が増加しており、先進的物流施設へのニーズは一段と高まる見込みだ。

同施設は最大14テナントが入居可能なマルチテナント型施設。最小区画2550m2から賃貸可能。1階は低床バースと床荷重2t/m2対応により、自動車部品や飲料等の重量物保管がしやすい区画を導入。2階は約3300m2以下の複数の小割り区画を設けることで、多くの企業が入居しやすく、面積バリエーション豊かな賃借検討が可能な設計となっている。

さらに3-4階は有効天井高を最大7.0mを確保したスペースを設け、保管効率を最大限向上させた仕様にするなど、フロアごとに特色ある設備を実装し、多種多様な入居企業のニーズに対応する。

就労環境への配慮としては、作業庫内に窓を設け、自然光を取り入れた自然で居心地の良い空間設計とするほか、各階に従業員用のカフェテリアやミニラウンジ、無人売店を設置し、働きやすい環境を整備する。

<ビタミンカラーを採用したエントランス>
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<カフェテリア(左)とミニラウンジ>
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同施設のデザインコンセプトは、倉庫と働く人々の双方を活発にする「Activation(活性化)」。「倉庫らしさを生かしたデザイン」により、倉庫の機能性を最大限に引き出すとともに、ビタミンカラーを採用することで物流施設が働く人々に活力を与える場所として存在することを目指している。

サステナビリティへの取組みとしては、カーボン・ニュートラルの実現や地域社会への貢献、BCP対策など「持続可能な資産の開発・運営」を推進する。

■施設概要
施設名:「GLP 境古河I」
敷地面積:約4万2000m2
延床面積:約8万4500m2
構造:地上4階建て、耐震S造
着工:2023年12月
竣工:2025年4月(予定)
認証取得:CASBEE 認証(予定)、ZEB 認証(予定)

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