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プロロジス/物流施設屋根面の太陽光発電が500MWに到達

2023年12月12日/物流施設

プロロジスは12月12日、物流施設屋根面に設置した太陽光発電と蓄電池の合計出力が500MWになったことを発表した。同社では2025年までに、太陽光発電と蓄電池を活用した発電量として1GWの目標を掲げており、このほど目標値の半分に到達した。

同社は、2005年に物流施設への太陽光発電設備の設置を開始。カリフォルニア州オンタリオに1MWの設備を設置したことで500MWに到達した。500MWの太陽光発電は、非営利組織 SolarEnergy Industries Association(SEIA)によると、米国の約8万6500世帯分の電力使用量に相当する。

プロロジスは世界19か国に1億1400万m2の先進的物流施設を運営しており、グローバル全体では、2022年9月時点の378MWの太陽光発電能力に対して32%の増加となっている。また、施設運営面積の規模の大きさから、長期的な太陽光発電と蓄電池の導入規模は最大6GWと想定している。

ネットゼロを達成するにあたり、太陽光発電は中心的な役割を果たす。物流施設屋根面の太陽光発電設備の増加により、クリーンエネルギーへの移行が必要な入居カスタマーからのニーズに応え、地域の脱酸素化に貢献する。

また、プロロジスの太陽光発電による電力の一部は、地域の電力会社を通して、一般送配電網に直接供給され、地域コミュニティの温室効果ガス削減と電力供給の安定化に貢献している。

同社は、日本国内でこれまでに113棟、総延床面積約787万m2の物流施設を新規開発し(開発中を含む)、現在80棟、総延床面積約597万m2の物流施設を運営・開発している。

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