芙蓉総合リースは12月14日、PALと資本業務提携を締結したと発表した。
PALは、物流分野のロボットやソフトウェアなどの開発や実装を手がける企業。
同社との提携により、芙蓉リースは自社の荷主企業に対する幅広い顧客基盤と、PALの物流テクノロジーに関するインテグレーターとしての豊富な実績を掛け合わせ、物流業界が労働集約産業から装置産業へ移行していく過程で必要な設備投資を、さまざまなファイナンススキームを用いてサポートする。
物流業界では、2024年問題に対応するため、デジタル化や自動化に向けた投資によって生産性の向上を図ることが急務となっているが、初期投資の大きさから自動化に向けた物流機械・設備等の投資が進んでいない。
また、自動化・省人化の実現には、人と機械が協働することが可能なオペレーション、ソフトウェア、機械設計を統合した構想や機能が必要で、物流機械・設備のみを導入するだけでは期待された効果が発揮できない事例も発生している。
2社は、物流業界の自動化・省人化を下支えする新たなファイナンスの仕組みを創出し、初期の設備投資負担を減らした物流現場のデジタル化・自動化ソリューションの着実な実装を進めることで、物流DXの実現を目指す。