日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は12月15日、荷主企業(物流子会社を含む)を対象とした2023年度物流コスト調査結果の速報値を公表した。
それによると、2023年度調査(有効回答208社)の売上高物流コスト比率は全業種平均で5.00%となり、前年度から0.31ポイント減少した。
前年度を下回ったのは2022年に続き2年連続で、過去20年間で最高となった2021年度調査(5.70%)からの揺り戻しとも見える結果となった。
業種大分類別での売上高物流コスト比率は、小売業が増加した一方で、製造業・卸売業・その他業種は減少した。
なお、同調査に2年連続で回答した企業141社を対象にした分析結果では、全業種平均の売上高物流コスト比率は5.28%で、前年度から0.15ポイントの減少となった。
JILSでは、同調査内容を精査し、確定値を2024年4月に公表する予定。
■速報版:2023年度物流コスト調査報告書
https://www1.logistics.or.jp/Portals/0/resources/Cost/cost_report_20231215.pdf
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