大同特殊鋼は2月6日、工具鋼製品について、すべての顧客向けを対象に、2024年4月契約分からトン当たり3〜10%の値上げを実施すると発表した。
足元において、世界的なインフレーションの継続と、堅調な需要を背景に、工具鋼の主原料である鉄スクラップや各種資材の価格は高止まりが続いている。
さらに、労務費や外注費、物流2024年問題に伴う輸送費の上昇が避けられず、今後も更なるコストの上昇を想定せざるを得ない状況となっている。
そのため、需要家各社へ継続的な安定供給を行うためにも、再生産可能な価格水準への是正が必要と判断し、2024年4月契約分よりトン当たり3〜10%の値上げを実施するもの。
■概要
値上げ対象(輸出品を含む):工具鋼製品
値上げ内容:トン当たり+3〜10%
値上げ時期:2024年4月契約分から