ニチレイが2月6日に発表した2024年3月期第3四半期決算によると、低温物流セグメントの売上高は1930億6400万円(前年同期比5.0%増)、営業利益は135億1800万円(17.2%増)となった。
同事業は、国内・海外ともに保管・運送需要を着実に取り込むとともに、コスト高影響の緩和に加えて料金の適正化や業務効率化を進めたことなどにより、増収増益となった。
国内では、大都市圏を中心に保管貨物在庫量が減少するなか、新設拠点の稼働などによりTC(通過型センター)事業が堅調に推移したことや3PL事業の拡大により増収となった。利益面では、エネルギーコストの影響を電力・燃料サーチャージの収受により軽減するとともに、TC事業の伸長や業務効率化の推進により、増益となった。
海外では、欧州地域でエネルギーコストの安定化や料金改定効果が継続したほか、港湾地区での輸入貨物の集荷拡大や、英国での保管・輸送一体提供の推進などにより増収増益となった。
岡山県貨物運送/4~6月の売上高0.8%増、営業利益17.1%増