SGムービングは2月6日、小型家電リサイクル事業を手がけるリネットジャパンリサイクルとともに、1月に長野県飯山市と「連携と協力に関する協定」を締結し、家電リサイクル法指定4品目を含むさまざまな使用済み家電を自宅から回収する自治体公認サービスを開始したと発表した。
＜サービス概要＞
使用済みとなった家電4品目は、メーカー指定引取所に運ばれた後、各家電メーカーが引き取った上でリサイクル処理することになっており、これらの大型製品は自宅から運び出すのが難しい、リサイクル券の事前購入など排出時に手間がかかる、正しい排出方法が分からない、といったことを背景に、無許可業者による回収や不法投棄が課題となっている。
SGムービングは、家電4品目を廃棄する際の製品の搬出・回収、収集運搬事業者の手配、リサイクル券の管理などをサポートするサービス「SG-ARK（エスジーアーク）」、リネットジャパンリサイクルは、環境省・経済産業省から小型家電リサイクル法に基づく許認可を取得し、宅配便を活用して廃家電を自宅から直接回収するリサイクルサービスをそれぞれ手がけている。
両社は、こうした課題への対応を目的として、さまざまな廃家電の処分手続きをまとめて行えるプラットフォームを開発し、2022年12月からサービスを開始。これまでに全国102の自治体（人口換算で約770万人）と協定を締結している。
今後も両社は自治体との連携を強化し、正しいリサイクルの促進を図ることで、持続可能な循環型社会の実現に寄与していくとしている。
＜連携と協力に関する協定を締結した自治体＞
