物流事業者向けSaaS・プラットフォームを提供するX Mile（クロスマイル）は2月22日、2024年問題対応として労務管理を効率化するため、アルコールチェックサービスを提供開始すると発表した。
同社は、経営管理・労務管理・書類管理・採用支援などの課題を解決するクラウドサービス「ロジポケ」を提供しており、新たにアルコールチェックサービスを実装する。
タブレットやパソコンでドライバー検知器を撮影し、測定値・測定日時や撮影画像をクラウドに記録・保管する。これにより「ロジポケ」上で、ドライバーごとの測定値・測定日時をリアルタイムで把握でき、測定結果と記録義務項目を一括管理できる。また検査時に撮影を行うため、「なりすまし」や「すり抜け」を防止できるのが特徴だ。
＜アルコールチェックサービスのプロセス＞
昨年12月1日から道路交通法が改正され、一般貨物自動車運送事業者へのサービス提供に加え、事業所で使用する社用車などの白ナンバー事業者もアルコールチェックの対象となった。
事業者はアルコール検知器を用いて運転者の飲酒の有無をチェックし、測定結果を1年間保存する環境を整えることが求められる。同サービスは、一般貨物自動車運送事業者に加え白ナンバー事業者も利用対象となる。
同社が提供する「ロジポケ」はこれまで中小企業を中心に累計5000事業所の利用実績がある。今後、物流の2024年問題の解決に向けて、物流DXの推進に寄与するソリュ－ションの開発を強化していく。
