Meiji Seikaファルマは4月15日、神奈川県小田原市の足柄事業所に次世代mRNAワクチンの工場・倉庫を建設すると発表した。
新工場は2028年の稼働開始を予定している。
同社は、ARCALISと連携して次世代mRNAワクチンの原薬から製剤までを国内で一貫製造する体制の構築を進めており、すでに進捗している福島県南相馬市での事業に加え、新工場の建設で足柄事業所での製剤生産能力を増強し、有事の際に国内でパンデミック対応ワクチンを生産・供給できる体制を構築する。
なお、新工場では平時は2023年11月に世界で初めて承認された新型コロナウイルスに対する次世代mRNAワクチン「コスタイベ筋注用」を製造する予定。
建設には、経済産業省の2022年度第2次補正予算「ワクチン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点等整備事業」の補助金を活用する。
■新工場概要
所在地:神奈川県小田原市栢山788
建築面積:【製剤製造棟】地上3階建て3714.45m2
【倉庫棟】平屋建て1918.46m2
設備:【製剤製造棟】液調製設備(LNP含)、充填設備、凍結乾燥設備、包装設備
【倉庫棟】原料・資材倉庫、製品倉庫
稼働開始:2028年(予定)
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