LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





プロロジス/岡山県岡山市に3.5万m2のマルチ型物流施設開発

2024年04月17日/物流施設

プロロジスは4月17日、岡山県岡山市において、マルチテナント型物流施設「 プロロジスパーク岡山 」を起工した。

<完成予想イメージ図>
20240417prologis1 - プロロジス/岡山県岡山市に3.5万m2のマルチ型物流施設開発

<位置図>
20240417prologis2 - プロロジス/岡山県岡山市に3.5万m2のマルチ型物流施設開発

開発地は、山陽自動車道と瀬戸中央自動車道が結節する「早島IC」まで約3.5km、山陽自動車道「倉敷IC」から約9kmの地点にあり、2時間圏内で中四国エリアの主要都市(広島・岡山・倉敷・福山・高松・高知)をカバーできる立地。東西の大動脈である国道2号(山陽道)にも近接し、岡山市中心部まで約30分、倉敷市中心部にも約20分で到達できる。

開発地のある早島地区は歴史的にも流通・物流の要衝であり、中四国エリアの物流中心地となっている。関西・中四国の各大都市圏の中間点に位置しており、山陰方面への配送もカバーできるため、「物流の2024年問題」への対応も含め、中四国エリアの物流ハブとして最も高いポテンシャルをもっている。

また、開発地は1986年に完成した流通業務団地「岡山県総合流通センター」内に位置し、24時間・365日の操業にも対応している。標高が高く地盤の良いエリアにあり、水害リスク・液状化リスクは極めて低く、防災性にも優れている。さらに、岡山市は政令指定都市であり、通勤想定範囲内には約95万人が居住していて、雇用の確保の面においても優位。

プロロジスパーク岡山は、約1万6600m2の敷地に、地上4階建て、延床面積約3万5000m2のマルチテナント型物流施設として開発する。最大3社の入居企業を想定し、最小3100坪~最大3500坪で利用可能な計画とする。

1階には中央車路を設け、合計29台の高床式トラックバースと15台の低床式バースを併設することで多様な物流ニーズに対応する。また、1階の床荷重は2t/平方メートル とし、飲料等の重量物にも対応可能な設計とする。

倉庫内はノンブレース構造を採用し、自動倉庫や大型マテハンの導入時の区画変更にもフレキシブルに対応する。防火区画壁には耐火断熱パネルを採用し、効率的な倉庫空調が可能な設計とする。また、複数の荷物用エレベーターと垂直搬送機を設置し、荷捌きの迅速性と保管効率を両立させる。敷地内には約150台の駐車場を設ける計画だ。

また、プロロジスのマルチテナント型物流施設での標準仕様として、緊急地震速報システム、衛星電話、非常用発電機による停電時のバックアップなどを装備し、入居企業の事業継続性をサポート。さらに、ESG推進・環境負荷低減への取り組みとして、倉庫内には通常のLED照明比で電力使用量を半減できる高天井用センサー付きスマートLED照明(プロロジス共同開発)の採用や、施設屋根面に太陽光発電設備の設置を検討しているほか、環境保全に配慮し既存植栽を利用する予定としている。

■概要
名称:プロロジスパーク岡山
開発地:岡山県岡山市北区大内田677
計画敷地面積:約1万6600m2 (約5000坪)
計画延床面積:約3万5000m2 (約1万600坪)
構造:地上4階建て、RC-S造
着工:2024年4月
竣工予定:2025年8月

関連記事

物流施設に関する最新ニュース

最新ニュース