サカイ引越センターが5月8日に発表した2024年3月期決算によると、売上高1168億6100万円（前年同期比6.7％増）、営業利益127億4400万円（7.6％増）、経常利益129億400万円（6.8％増）、親会社に帰属する当期純利益83億5900万円（1.8％増）となった。
引越業界では新設住宅着工戸数や移動者数が横ばいで推移しており、厳しい状況が続いている。グループは2024年問題への対応として、自社でドライバーを育成する体制を構築。管理者の育成支援や働く環境の整備にも取り組んだ。第4四半期においては、全国的に法人需要が戻ってきたことや閏年による営業日数の増加、繁忙期である３月末が土日のため３月に売上が集中した結果、作業件数は83万2293件（前年同期比1.1％増）となり、引越単価も前年同期比4.5％増と上昇したことにより引越事業は好調に推移した。
次期は売上高1203億9600万円（3.0％増）、営業利益129億4300万円（1.6％増）、経常利益131億2200万円（1.7％増）、親会社に帰属する当期純利益85億100万円（1.7％増）を見込んでいる。
