東ソー物流は8月2日、産業観光ツアーの一環で、県内の親子20組40名がりんかい物流センターA棟と苛性ソーダ運搬船「東優丸」を7月24日に見学に訪れたと発表した。
このツアーは山口県周南地域の4つの商工会議所が連携して毎年夏休みに開催しているもので、24日は同社の工場内の見学や大津島巡回船によるクルージングが行われた。
りんかい物流センターA棟では、フォークリフトの乗車体験や、マイナス15度の冷凍倉庫の中で一瞬で濡れたタオルが凍る実演をした。
その後、最寄りの平野公共岸壁へ移動し、東優丸の見学を行った。この船では、船首での記念撮影会や船員による船内説明などが行われ、特に操舵室ではレーダーや電子海図などの充実した装備を興味深く見学した。
午後の大津島巡航船でのクルーズや移動中のバス車内では、コーウン・マリン社の山下取締役が内航海運や船員に関する説明を行い「船が海に浮くのはなぜ?」といったクイズを出題し、楽しく学んだ。
参加した小中学生からは「楽しかった。冷凍庫の中が寒かった」「父親が外航船員をしている。父の仕事に少し触れることができ、良かった」といった声が聞かれた。