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日本通運ほか/浜松物流センターで太陽光発電設備の運用を開始

2024年09月05日/3PL・物流企業

日本通運とNX・TC リース&ファイナンスはエネルギーサービス契約(PPA モデル)を締結し、静岡県浜松市の日本通運施設「浜松物流センター」で、9月20日より太陽光発電設備の運用を開始する。

<設置された太陽光パネル>
20240905nx1 - 日本通運ほか/浜松物流センターで太陽光発電設備の運用を開始

<浜松物流センター>
20240905nx2 - 日本通運ほか/浜松物流センターで太陽光発電設備の運用を開始

2023年11月に稼働開始した浜松物流センターは、高度なセキュリティエリアを備えており、厳重な管理が求められる電子機器の保管・検品をはじめ、キッティング作業や流通加工を行うことが可能な施設。

このほど、両社で締結したエネルギーサービス契約に基づき、NX・TC リース&ファイナンスが倉庫の屋根に太陽光パネルを設置して発電を行い、日本通運が発電された電気を使用する運用を開始する。これにより、使用電力単価の低減と CO2排出の削減(20年間の予想 CO2削減量2468トン)、遮熱効果による庫内温度の上昇抑制が期待されている。

今回の取り組みは、太陽光発電設備の施工会社であり、倉庫のメインユーザーでもあるオムロンフィールドエンジニアリングとの協業プロジェクトと連動したもの。プロジェクトに基づき、倉庫では画像認証カメラやロータリーラック、電動パレットラックなどの自動化・省人化設備を運用している。この取り組みで発電した電気は拠点内の施設と各設備へ供給することで、物流合理化による顧客提供価値の向上、コストの削減、CO2の削減を同時に実現することを目指している。

なお、NXグループは、気候変動への対応として、2030年までに2013年比でグループ全体のCO2自社排出量(SCOPE1,2)の50%削減を目指し、2023年5月には Science Based Targets initiative(SBTi)の認定取得に向けコミットメントレターを提出している。2050年までにカーボンニュートラル社会の実現への貢献(SCOPE1,2,3)を目標として掲げている。今後もNXグループ サステナビリティビジョンの実現のため、環境保全に向けた意識をステークホルダーと共有し、重要課題(マテリアリティ)への取り組みを推進していくとしている。

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