SGムービングと日本賃貸住宅管理協会(日管協)は11月11日、「特定家庭用機器廃棄物の適正回収推進に向けた連携協定」を締結したと公表した。
昨今の賃貸会社にとって、特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)におけるエアコンのリサイクルが課題になっている。
エアコンのリサイクルにおいて、本来は賃貸管理会社が家電小売業者として回収しなければならないところを、複雑な法律と管理すべき事項の多さから適正な回収がなされない場合があるためだ。
そこで、家電リサイクル法に則った回収サポートサービス「SG-ARK」を運営するSGムービングは、賃貸管理物件から排出されるエアコンの適正な回収を推進することを目的として、日管協と協定を締結することとなった。
「SG-ARK」は、Web上で家電リサイクル回収を依頼し、収集運搬業者の選定から契約締結までを完結できるサービス。賃貸管理会社にとっては、リサイクル券のステータス管理機能による処理状況の確認やスキャニング機能によるリサイクル券の電子保管、家電リサイクル料金支払い代行などの煩雑な事務作業が軽減でき、運用開始から現在まで取引実績は約13万件となっている。
SGムービングは協定を結ぶにあたり、賃貸管理会社も利用しやすいよう、さらなるシステム改良を行っているという。
同社は協定の締結を機に、エアコンをはじめ、家電4品目の適正回収業務を希望する賃貸管理会社に向けてサービスの提案を行い、賃貸管理会社との取引拡充および賃貸管理業界のサポートを図っていくとしている。