住友倉庫は11月15日、国際輸送サービスにおいて、リアルタイム本船動静情報の提供を開始すると発表した。
サービスは、衛星とAIを用いることで、リアルタイムの船舶位置情報を提供し、コンテナの海上輸送におけるより正確な入港予定日等の情報を提供するサービス。
サービスの概要は、オンデマンドで、1.衛星を利用したリアルタイムの船舶位置情報、2.AIを活用したより正確な入港予定日(ETA)及び出港予定日(ETD)情報。
近年、サプライチェーンの高度化に伴いロジスティクス分野での情報の可視化やリアルタイム化が一層求められている。これまで同社の国際輸送サービスでは、船社システムなどと連動した貨物追跡情報を提供し、サプライチェーンの可視化を支援してきた。
今回新たに提供を開始する本船動静情報は、衛星等により船舶位置情報をリアルタイムで取得し、気象データや港湾混雑情報なども取り込むことで、AIを活用したより正確な入港予定日(ETA)などの予測情報を提供し、サプライチェーン管理の効率化に寄与するもの。
今後の展開について、同社は、物流情報の一元管理を実現する物流管理プラットフォーム「SWAN」を展開し、取引先のサプライチェーン管理を支援している。同プラットフォームと本サービスを連動させ、1.本船動静(ETA/ETD)の自動更新、2.本船動静情報の自動更新に連動したアラート通知の機能を提供する予定だ。
住友倉庫 決算/4~9月の売上高1.9%増、営業利益2.6%減