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フェデックス/韓国のライフサイエンスセンター拡張 アジアの地盤強化へ

2024年11月15日/国際

フェデラル エクスプレス(フェデックス)は11月15日、韓国の金浦市にあるライフサイエンスセンターを拡張したと発表した。

この施設強化は、シンガポールと日本の既存ライフサイエンスセンターとともに、アジア太平洋地域全体で急成長するヘルスケア産業を支える、先進機能を備えた強固な物流ネットワークに対する需要の高まりに対応するものだ。

韓国のライフサイエンスセンターは2288m2で、これは従来の約3倍の広さとなる。-150℃から25℃まで対応する5つの温度管理エリアを持ち、医薬品のコールドチェーン輸送要件に常に適合するよう、24時間365日体制で監視されているのも特徴だ。

同施設は医薬品供給における品質管理と安全管理に関する実践規範(Korea Good Supply Practice:KGSP)の認証を取得しており、ヘルスケア業界特有の品質および規制要件に準拠している。また、温度管理された保管および管理機能の他に、国内外の輸送ニーズに対応する設備も備える。

フェデックスは、拡大を続けるアジア太平洋域の医薬品市場に向け、国際輸送ネットワークやカスタマイズされた緊急輸送サービスに加え、韓国、シンガポール、日本(東京)、インド(ムンバイ)、米国(メンフィス)、オランダ(フェルドホーフェン)に置くライフサイエンスセンターを、グローバルネットワークとして繋いでいる。

さらに世界に130を超えるコールドチェーン施設を含む広範なヘルスケアインフラを有し、国内外を通じて輸送貨物の温度を一定に保つよう、体制を整えているという。

同社は今回の機能拡大により、ライフサイエンス物流の専門性を強化し、治験薬(IMP)、生物学的サンプル、バイオ医薬品といったヘルスケア関連貨物をシームレスかつ確実に輸送するほか、製薬および臨床試験を実施する顧客が、患者の治療や対応に専念できるようサポートしていくとしている。

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