SGホールディングス(HD)は11月15日、LGBTQ+の取り組みを評価する「PRIDE指標2024」において「シルバー」に認定されたと発表した。「PRIDE指標2021」以降、4年連続での「シルバー」認定となる。
「PRIDE指標」は、日本初の職場におけるLGBTQ+などセクシュアル・マイノリティへの取り組みの評価指標として、2016年に任意団体「work with Pride」が策定。Policy (行動宣言)、Representation (当事者コミュニティ)、Inspiration (啓発活動)、Development (人事制度・プログラム)、Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)の5つの指標で企業の取り組みを評価している。
SGHDは2024年度、「周知・浸透」をテーマに、これまでの施策を生かし、より多くの従業員と共にLGBTに関する取り組みに注力している。
LGBTの理解促進とALLY活動(LGBTを理解する支援者)の浸透を図るため、日本最大級のLGBTQ関連イベント「東京レインボープライド2024」に有志の従業員とその家族・友人を含め約40人が参加した。2022年度から参加を始め、今年度で3回目となる。
また、グループ全従業員がLGBTに関する正しい知識を当たり前に身につける状態を目指し、継続的に教育・啓発活動を実施。2024年度は、新任管理職や人事・採用担当者および各社の選出者を対象にLGBTセミナーを開催している。
同社グループ内外のLGBT当事者が、当社グループ従業員と安心して接することができるよう、「ALLY」を一人でも多く増やすことを目的とした活動も実施している。2024年度は、LGBTに関する基礎知識を学ぶほか、LGBTを題材にした映画鑑賞やLGBT当事者ゲストとのトークセッションを通して、LGBTへの理解を深めて「ALLYとして望ましい言動・行動」を考えるオンラインセミナーを開催した。
これからもSGホールディングスグループは、LGBTへの取り組みを通じてすべての従業員にとって働きやすい企業風土を醸成し、多様な価値観を尊重する企業グループを体現する取り組みを続けていくとしている。