日本郵船は11月25日、同社グループの技術系子会社であるボルテック、AMCOエンジニアリング(統合予定2社)について、事業統合を目的に合併することを決定したと発表した。
事業統合の目的として、中期経営計画“Sail Green, Drive Transformations 2026”において、既存中核事業の深化と新規成長事業への投資を基軸戦略としており、その中で船舶ビジネスの事業化を始めとした新たな技術・サービスの開発・販売に取り組む方針としている。
この事業統合は中期経営計画の基軸戦略に基づくものであり、両社の技術と専門知識を統合し、営業基盤を拡大することによって、グループにおける船上、陸上双方でのエンジニアリング事業をさらに強化、発展させることだ。
■合併後の新会社の概要
名称:日本フィールド&マリンエンジニアリング(予定)
合併日:2025年4月1日(予定)
株主:日本郵船100%
営業拠点:横浜、長崎、神戸
■統合予定2社の概況
<ボルテック>
資本金:3000万円
株主:当社100%
設立:1966年9月
所在地:神奈川県横浜市
事業内容:陸上の発電・配電設備や船舶機器の点検・整備・運転調整。電気制御機器の設計・製造・施工。
<AMCOエンジニアリング>
資本金:1000万円
株主:郵船商事株式会社(100%)
設立:2003年9月
所在地:長崎県長崎市
事業内容:制御盤の製作・供給及び保守整備。海・陸用機器及び部品の調達・供給。海・陸用計装システムの保守点検。部品交換及び供給。建設業。電気工事業。
日本郵船/ENEOSオーシャンのLPG船、貨物船等の事業を取得