安田倉庫と東急不動産、リエネは11月25日、オフサイト型コーポレートPPAを締結したことを発表した。本PPAは安田倉庫のCO2排出量削減に向けた取り組みの一環として行われる。
本PPAは、、東急不動産が保有するリエネ香取太陽光発電所で発電した再生可能エネルギー由来の電力を、小売電気事業者であるリエネを通じて安田倉庫の芝浦営業所へ供給するもの。
2024年11月1日より電力供給を開始しており、この活用で年間約144,582kg-CO2年のCO₂削減に貢献するという。なお、オフサイト型コーポレートPPAの導入は安田倉庫として初の取り組みとなる。
安田倉庫グループは、「低炭素・循環型社会への貢献」を経営の最重要課題の一つに据え、実現に向けて2030年までにグループのCO2排出量を2022年度比で30%削減することを目標としている。今回のPPAは、この目標達成の具体的な施策の一環として導入された形だ。
東急不動産ホールディングスグループでは長期ビジョン「GROUP VISION 2030」の中で、「環境経営」を全体目標の1つに掲げている。その中核会社である東急不動産は、2024年に国内の保有施設の電力を100%再生可能エネルギーへと切り替える「RE100」を達成したとして、金融機関を除く国内事業会社で初めて認定された。こうした背景を経て、リエネによる電力供給サービス「リエネでんき」の提案に至ったという。
今後も安田倉庫は、持続可能で豊かな社会の実現に尽力するとし、東急不動産は国のカーボンニュートラル実現に貢献していくとしている。