オイシックス・ラ・大地は12月26日、エス・ロジックス(エス・ロジ社)が不適切な会計処理を行っていたことが判明したと発表した。
エス・ロジックスは、オイシックス・ラ・大地の連結子会社であるシダックスの傘下にある企業。
オイシックス・ラ・大地の製造部門責任者が12月初旬にエス・ロジ社拠点を訪問し、現場責任者へのヒアリング及び棚卸資料を確認した結果、同社の食品製造拠点において、過去10年にわたり棚卸資産を過大計上していることが判明した。現時点で判明している過大計上額は、累計で約5億円となる。
今後、同社において、速やかに社外の専門家も含めた原因究明・内部統制強化チームを発足させ、エス・ロジ社に対する調査を実施し、不適切な会計処理の発生背景・原因、具体的な方法・内容、過大計上額等を特定する。
なお、現時点では認識していないものの、今後の調査により、本件による不適切な会計処理の範囲と影響額が変更となる可能性がある。また本件が同社連結業績に及ぼす影響については、判明次第速やかに知らせるとしている。
■エス・ロジックスの概要
所在地:東京都調布市調布ケ丘3-6-3
資本金:9000万円
主要な事業内容:食材の一括購買・一元物流による販売 ・ 消耗品販売並びに食器・調理器具などの各種備品販売 等
オイシックス・ラ・大地の議決権所有割合:66%(同社が66%の株式を保有するシダックスホールティングスが100%の株式を保有するシダックスの完全子会社)
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