ヒューテックノオリンは1月31日、埼玉支店が令和6年度「さいたま市環境負荷低減計画優秀事業者」として表彰されたことを発表した。
「さいたま市環境負荷低減計画」は、「さいたま市生活環境の保全に関する条例」のなかで環境への負荷が相当程度大きい事業所を設置する事業者に対し、温室効果ガスの削減等に関する計画を作成、提出、公表する制度。事業者の自主的な環境保全活動を促進することが目的だ。
ヒューテックノオリン埼玉支店は、冷凍食品の共同配送や病院食材物流を担う関東地区有数の支店。
低温物流倉庫では常に適正な温度管理のために、電力消費が必要であり、相応のエネルギー起源による温室効果ガスを排出することになる。
そのため埼玉支店では2018年度対比で2026年度までに温室効果ガス排出量を70%削減することを目標とし、後述の6項目に取り組んだ。
結果、2023年度に前倒して目標を達成しており、その取組が今回の表彰につながった。
ヒューテックノオリンをはじめC&Fロジグループは、SGホールディングスグループの脱炭素ビジョンに基づき、これからも地球環境の保全に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。
■6項目の取組
・品質保持を前提とした冷凍庫の温度設定の適性化、除霜設定、運転制御の改善および再調整
・冷凍機を主体としたデマンド管理の実施
・照明の間引きおよび点灯時間の削減の実施
・乗用エレベーターの使用を自粛し、階段の使用を励行
・車両接車時の外気流入防止措置の徹底
・再生可能エネルギーの導入
ヒューテックノオリン/冷凍食品の共同配送のリードタイムを1日延長へ